ご案内:日本弁理士会「知財リテラシー診断」について

ご存じの方も多いかと思いますが、日本弁理士会が運営する「弁理士かわら版」において、「知財リテラシー診断」という無料診断ツールが提供されています。本ツールは、特に知財への馴染みが薄い中小企業やスタートアップの経営者・担当者を対象に、知的財産の重要性への「気づき」を促すことを目的として制作されたものです。
知財リテラシー診断|日本弁理士会
(日本弁理士会「知財リテラシー診断」)

クライアントとの面談において、「知財の必要性は感じるが、何から学べばよいか分からない」といったお声をいただく場面は少なくないかと存じます。本診断は、そうした方々が自身の知識レベルを客観的に把握し、知財への関心を自然に引き出すための「入口」として、非常に有効なツールとなり得ます。

診断は、専門用語を多用せず、商標や著作権などの身近なテーマも題材にしているため、誰でも気軽に試しやすくなっています。そして、診断を行うことにより、自身/自社の知財に対する意識や知識の現状を客観的に認識するきっかけを得ることができます。診断後には詳しい解説が表示されるだけでなく、より詳しい関連コンテンツへの導線が示されますので、診断してみた方を具体的な相談へとスムーズに繋ぐ一助となることが期待できます。

弁理士の皆様や企業の知財部門担当者におかれては、相談者や社内関係者への情報提供の選択肢の一つとして活用していただけるのではないかと思います。例えば、下記のような場面でのご活用をご検討されてはいかがでしょうか。

【具体的な活用シーン例】

  • 新規クライアントとの初回面談前に事前情報として案内する。
  • 既存クライアント向けのメールマガジンやニュースレターで情報提供の一環として紹介する。
  • 自社ウェブサイトのコラムやブログで知財の重要性を説くための具体例として取り上げる。
  • 社内研修などで知財部門以外の社員の意識向上のために利用する。

アクセス先:https://www.jpaa.or.jp/senryaku2025/diagnosis/index.html(無料・登録不要)