桂花ラーメン新橋虎ノ門店は、新橋と弁理士会のある虎ノ門のちょうど中間あたり、西新橋の交差点近くにあり、仕事の途中や帰り道にふらっと立ち寄るのにちょうどいい位置にあります。

弁理士会館のある虎ノ門からも徒歩圏内なので、打ち合わせや会務の前後に立ち寄れる距離感なのも個人的には嬉しいところです。店構えは決して派手ではありませんが、扉を開けると独特のマー油の香りが漂い、「あ、桂花だ」とすぐに分かる存在感があります。

桂花ラーメンといえば、熊本では知らない人はいないほどの老舗で、「熊本ラーメン=桂花」というほど地元では定番の存在です。そんな本場の味が東京、それも新橋・虎ノ門エリアで食べられるというのは、なんだか少し得をした気分になります。注文した「チャーシュー麵」は、白濁した豚骨スープにマー油が重なり、濃厚なのに重すぎない、あと引くバランス。中太のストレート麺はしっかりとした噛み応えで、スープとの相性が良く、するすると食べ進めてしまいます。

そして、やはり外せないのが「太肉麺(ターローメン)」。大ぶりの角煮のような豚肉がとろりと柔らかく、スープに浸すとさらに旨味が広がります。初めての人はまずは定番の桂花ラーメン、次回は太肉麺、という順番で楽しむのも良いと思います。

店内はカウンター中心で、一人でも入りやすく、回転も早め。全席禁煙という点も個人的にはありがたく、仕事モードからふと解放されるような、落ち着いた空気があります。昼休みに訪れても、夜の締めとして立ち寄っても、どちらもしっかり受け止めてくれる安心感があり、「今日は桂花でいいか」と自然に選択肢に入ってくる店です。
熊本で長く愛されてきた味が、ここ新橋で変わらずいただけること自体がちょっとした贅沢。ラーメンというより、気持ちを整えてくれる “馴染みの一杯” に近い存在かもしれません。疲れた日の帰り道、またふらっと寄りたくなる、そんな場所です。
桂花ラーメン新橋虎ノ門店 〒105-0003 東京都港区西新橋1-16-2 山水ビル1F https://keika-raumen.co.jp/shop_shinbashi.html 月〜金:11:00〜15:00 / 17:00〜22:30 (L.O) 土・日・祝:11:00~17:00