今回は慶應義塾大学大学院 法務研究科 小泉 直樹 教授著「特許法・著作権法 第2版」をご紹介します。
特許法と著作権法の基礎を解説した教科書です。主に、法学部やロースクールの学生を対象にしていると思われますが、基本的事項がコンパクトにまとまっており読みやすく、特許事務所や知財部の新人教育にも使える内容です。特許法が約100ページ、著作権法が約130ページと、バランスよく解説されています。
令和元年の特許法改正で導入された査証制度、損害賠償の算定など、最新の改正法にも対応しています。巻末には、誌面に記した裁判例を容易に調べることができるよう、判例索引が用意されており、学習者への配慮を感じます。
そして、弁理士が普段、著作権法を扱う機会は多くないかもしれませんが、著作権法を復習したい時にも、お勧めしたい書籍と思います。
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