今回は、中野哲弘著「知財審決取消訴訟の理論と実務」をご紹介します。
本書は元・知的財産高等裁判所所長の中野 哲弘氏による、知財審決取消訴訟に関する書籍です。
裁判所の訴訟運営に加えて、行政事件訴訟法や民事訴訟法の基礎や審決取消訴訟の最高裁判例についても丁寧に解説されています。
審決取消訴訟は弁理士が単独で代理人になれる手続ですが、頻繁に経験する業務ではありません。
急遽審決取消訴訟の代理を受任した際にも役立つ書籍と思います。
《本書の特徴》
①元・知財高裁所長による「これまでにない」「新しい」解説書。
②訴訟当事者の立場からは見えにくい「訴訟運営」に焦点を当て、
裁判所視点でのポイントを中心に理論的根拠と実務運用を解説。
③行政事件訴訟法、民事訴訟法など手続法の視点と審決の先行手続となる根拠法が
複雑に絡み合う実務を体系的に整理。
④理解を助ける図解や参考となる訴状記載例等も収録。
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