2017年10月5日(水) PA会研修

第3回国際研修セミナー 「知っておくべき韓国特許制度及び裁判制度~現地代理人からの実戦的アドバイス~」

今回は韓国の特許です!

外国からの特許出願のうち実に約3分の1が日本からの出願といわれる韓国は、五大特許庁のある国・地域の中でも日本と制度上の共通点も多いことで知られています。そのためわれわれ日本の実務家にとっては親しみやすく、対応もしやすいと思われがちですが、似て非なる制度も存在します。日本と同じだろう、などと油断していると失敗することにもなりかねません。また権利行使という点に目を向けると半導体やディスプレイ、ITなどの技術分野で、韓国企業と日本企業との間で特許紛争のリスクが高まっています。

これらの背景から日本の実務家として、韓国での特許制度や権利範囲の解釈を含めた裁判制度について理解を深めておくことは実務上大変有意義なことと思われます。

そこで今回は、韓国弁理士の蔡鍾吉(チェジョンキル)先生を講師にお招きし、韓国における特許の権利化から権利行使、クレーム解釈等幅広いテーマについて最新の実務をご紹介し、皆様に日韓における特許制度及び裁判制度の類似点と相違点についての理解を深めて頂く機会を設けました。

講師の蔡鍾吉先生は、工学博士として初めて韓国特許庁に採用され、特許審査官として5年間従事された後、現在は、世和国際特許法律事務所の代表弁理士としてご活躍されています。また、韓国の弁理士としては初めて日本の特許事務所でも2年間活躍されたご経歴をお持ちです。今回は先生ご自身の貴重なご経験に基づき、韓国の制度について日本の制度との比較を含め実戦的観点から日本語でご講演いただきます。

つきましては、この機会に多数のご出席を賜りますようご案内申し上げます。

本研修は、平成28年度合格者、平成27年度以前の合格者でいずれの会派にも属していない方、また他会派の方にも広くご参加いただけます。この案内が届かない合格者をご存知の方は、ぜひ本研修をご紹介ください。

なお、この研修は、日本弁理士会の継続研修として申請中です。この研修を受講し、所定の申請をすると、外部機関研修として2単位が付与される予定です。中座、早退、15分以上の遅刻、の場合は単位が認められませんのでご注意ください。

本研修に参加ご希望の方は、9月28日(木)までに、次のウェブサイトからお申し込みください。

http://www.pa-kai.net/seminar_tokyo1.html