ＡＩＰＰＩ・ＪＡＰＡＮ米国知財セミナー
「当事者系レビュー‐基本的なライフサイクルを5つの場面に分けて紹介」

当協会では、米国のSughrue Mion, PLLCよりKeiko Takagi氏、Susan Pan氏、John Bird氏、Brett Sylvester氏及びMichael Tobin氏をお迎えして標記テーマに関するセミナーを開催致します。
今回のセミナーは通常の講義形式ではなく、講師陣による対話の形式で当事者系レビュー（IPR）の基本的なライフサイクルを5つの場面に分けて紹介致します。

講演内容につきましては、以下の項目を予定しております。

1．序章‐当事者系レビュー（IPR）について
【講演者】Keiko Takagi氏及びBrett Sylvester氏
IPRに至る一般的なシナリオ‐社内弁護士との討議
並行する地裁での訴訟
訴訟での防御戦略としての利用
IPRにおける審判官合議体の構成
AIAに基づく審判の種類とそれぞれの要件
裁判とIPRの時間的な相互関係
法定の不特許事由
合憲性

2．検討すべき請願について
【講演者】John Bird氏、Michael Tobin氏及びBrett Sylvester氏
IPR請願による特許無効請求の開始‐請願人側弁護士が考えるべきこと
特許権者勝利での早期終結にもつながる「真の利益当事者」要件違反
真の利益当事者について‐請願人側弁護士と社内弁護士による考察
クレーム解釈の基準
請願をサポートするための鑑定人の選定
請願で使用する先行技術の選択

3．特許権者による予備的応答について
【講演者】Susan Pan氏、Keiko Takagi氏、John Bird氏及びBrett Sylvester氏
特許権者が対抗する（しない）場合：開始前の段階で特許権者側弁護士が考えるべきこと
審判官とのやり取り
追加的なディスカバリーとその要件
証拠に対する異議
IPRの開始と再審理

4．審理手続きにおける対応について
【講演者】全員（Takagi氏、Pan氏、Bird氏、Sylvester氏及びTobin氏）
開始後の特許権者による応答
特許権者の応答に関する制約
証拠に対する異議と解決策
証言録取とその手順
反対尋問に対する意見
特許権者による補正の申立

5．審理前と審理段階について
【講演者】全員（Takagi氏、Pan氏、Bird氏、Sylvester氏及びTobin氏）
審理前レビュー
実証資料の制限
口頭審理
最終審決書
証拠についての申立に対する決定
補正の申立に対する決定
再審理と上訴
禁反言

本セミナーは企業知財部や特許事務所にご勤務の方で米国特許実務に携わっておられる皆様にとって、非常に有意義な内容となるものと思われます。多数の皆様のご出席を頂きたくご案内申し上げます。