知的財産法学の第一人者による体系書であり、著者の情熱を感じられる記述スタイルであったことから、初版、第2版の刊行時にも大きな話題になりました。
今回の第3版では、このような特徴をそのままに、近年の状況を踏まえたアップデートが全面的に施されています。
著作権法ならではの議論や法改正に関する事項はもちろん、例えば近年の裁判例や議論を踏まえた応用美術についての論説も充実しており、このような産業財産権に関係する分野を取り扱う際にも参考になるでしょう。
著作権法についての体系的な解説に加えて、デジタル技術の発展に伴って生まれている「著作権法の憂鬱」についても問題の所在や提言が読みやすく記載されており、著作権法について近年関心を集めている諸問題についての状況を把握するのにもよい一冊といえます。
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