2018年6月21日(木) AIPPI・JAPANセミナー

AIPPI・JAPANセミナー
「米国知財制度の現状と展望」

本年4月24日にOil States事件とSAS Institute事件の2件の最高裁判決が出ました。PTABでの付与後手続の違憲性はOil States判決で否定されましたが、SAS判決はPTABでの審理に早速影響しているようです。
また、米国特許商標庁の新長官が本年2月に議会により承認されました。それにより、特許庁審査の改革が既に始まっています。裁判地に関するTC Heartland最高裁判決の影響もはっきりしてきました。
また、データ保護の議論も始まりました。こうした米国特許制度のダイナミックな現在の動きを、政策決定に関与してきた方々により正確な情報に基づき解説していただきます。

【内容】

Oil States最高裁判決が出て少しほっとできましたが、特許商標庁も新長官を迎え、大きな変化が続いています。これまで政策決定に関与してきた方々を招聘して、正しい情報に基づいて徹底的にわかりやすく解説いただきます。

(1) 概観:米国の知財制度の状況とそれに対する現政権の政策の方向性(2) PTABでの付与後手続の統計が表す現状と実務的なヒント
(3) PTAB手続を合憲と判断したOil States最高裁判決と同時にでたSAS最高裁判決の影響
(4) 101条の特許保護対象-現状と何らかの改善が見えるか?
(5) 裁判管轄-会社の所在地に管轄を限った昨年のTC Heartland最高裁判決以降何が起きたか?
(6) 消尽を最定義したImpression v. Lexmark最高裁判決に対する産業界の反応
(7) 米国におけるデータ保護の議論と欧州でのGDPRに対する米国の反応
(8) スピーカー全員による炉端談話(ルーズベルト大統領のラジオ番組にちなんで)

【講師】

David J. Kappos氏(Partner, Cravath, Swaine & Moore, 元米国特許商標庁長官)
Robert Stoll氏(Partner, Drinker Biddle, 元米国特許商標庁特許局長)
Teresa Rea氏(Partner, Crowell & Moring LLP, 元米国特許商標庁長官代行)
Prof. Michael Dzwonczyk氏(Partner, Sughrue Mion; George Washington Univ., Law School)
Matthew Smith氏(Partner, Smith Baluch LLP)
Teresa Summers氏(Partner, Summers Law Group)
弁理士 奥山 尚一 氏

講師は、全員、プロパテントのポリシー提言グループであるThe Naples Roundtableのメンバーでもあります。
https://thenaplesroundtable.org/

本セミナーは企業知財部や特許事務所にご勤務の方で米国特許実務に携わっておられる皆様にとって、非常に有意義な内容となるものと思われます。多数の皆様のご出席を頂きたくご案内申し上げます。

※当協会は、弁理士会継続研修の認定外部機関として認定を受けていますと共に、本セミナーについても外部機関研修として申請中ですので、3.0単位が認められる予定です。ご希望の方には受講証明書を発行致しますので、申込の際、弁理士登録番号と共に予め事務局までお申し出下さい。なお、弁理士登録番号と登録のお名前に相違がございますと、単位認定手続きが却下されてしまいますのでご確認くださいませ。セミナー終了後、証明書をお渡しします。

1.開催日時: 平成30年6月21日(木)13:15~17:15

2.会場: 金沢工業大学大学院 虎の門キャンパス13階 1301講義室
(東京都港区愛宕1-3-4愛宕東洋ビル)
(地図) http://www.kanazawa-it.ac.jp/tokyo/map.htm

3.講演者:David J. Kappos氏(Partner, Cravath, Swaine & Moore, 元米国特許商標庁長官)
Robert Stoll氏(Partner, Drinker Biddle, 元米国特許商標庁特許局長)
Teresa Rea氏(Partner, Crowell & Moring LLP, 元米国特許商標庁長官代行)
Prof. Michael Dzwonczyk氏(Partner, Sughrue Mion; George Washington Univ., Law School)
Matthew Smith氏(Partner, Smith Baluch LLP)
Teresa Summers氏(Partner, Summers Law Group)

奥山 尚一 氏 (弁理士、久遠特許事務所)

4.使用言語: 英語→日本語(逐次通訳)

5.受講費: 会員5,000円(会員以外の方10,000円)
※お支払い:当日受付にて現金でのお支払いとなりますのでご注意ください。
※キャンセル:キャンセルの場合は前日までにご連絡ください。
当日のキャンセル及びご連絡がなくご欠席の場合は会費を請求させていただきます。
※代理参加:個人会員の方から代理者を参加させる旨の申し入れがあった場合は、代理者の会員受講費での参加を認めます。参加申込書には参加される方(代理者)の情報をご記入下さい。また、個人会員の方の氏名を参加申し込みフォームの「その他ご要望等」欄にご記入下さい。例)会員○○○○の代理
※金沢工業大学大学院の教員、学生の方々は、上記会員受講費(5,000円)で受講頂けますので、参加申し込みフォームの「その他ご要望等」欄にその旨をご記入下さい。

6.定員: 65名

会場の都合により、定員になり次第締め切らせて頂きますので、予めご承知おき願います。
☆セミナーで撮影した写真は報告書等で使用することがございますので、予めご了承ください。