2018年3月8日(木) AIPPI・JAPAN 中国知財セミナー

AIPPI・JAPAN 中国知財セミナー
中国の知的財産権司法保護に関する最新情報

当協会では、中国国際貿易促進委員会特許商標事務所(CCPIT Patent & Trademark Law Office)の北京オフィスより、呉 麗麗(Lili Wu)氏(所長補佐:中国弁護士・弁理士)をお迎えして標記セミナーを開催致します。
講演内容は、次の通りです。

1.中国標準必須専利(SEP)に関する訴訟の最新情報

中国における標準必須専利に関する近年の訴訟判決について、以下の内容を中心にご説明致します。
(1)2017年3月の西電捷通 対 ソニーSEP専利権侵害紛争案件(第一審)において北京市知的財産裁判所による専利権の消尽及び間接権利侵害への釈明等について。
(2)2018年1月のファーウェイ(HUAWEI) 対 サムソン(Samsung)SEP専利権侵害紛争案件(第一審)においてシンセン市中級裁判所によるSEP専利権侵害判定に関する考え方、 FRAND宣言による交渉における過ちに対する認定要素及びロイヤリティ料率に関する考慮要素等について。
(3)中国において現在審理中のSEP専利権に関する紛争案件の概略説明、SEPに関する訴訟事例から得た経験と教訓の纏め及び今後に向けたアドバイス。

2.中国で権利を行使する際に最大限の賠償金を獲得するための戦略

専利権侵害紛争案件において、裁判官が賠償額を確定する際に考慮した要素と証拠について、以下の事例を基に説明し、中国において最大限の賠償金を獲得するための戦略をご紹介致します。
① 西電捷通 対 ソニー(2017年 賠償額:800万人民元(1.36億円))
② 握奇 対 恒宝(2016年、賠償額:5,000万人民元(8.5億円))
③ ファーウェイ(HUAWEI) 対 サムソン(Samsung)(2017年、賠償額:8,000万人民元(13.6億円))

3.GUI(Graphical User Interface)意匠専利及びソフトウェア実用新案専利の権利保護に関する最新情報

(1)2017年12月25日に北京市知的財産裁判所により判決が下された初めてのGUI意匠専利権侵害紛争案件、及び2017年に専利再審委員会に審決が下された初めてのGUI意匠専利権無効審判案件を説明し、GUI意匠出願の戦略とアドバイスをご紹介致します。
(2)主題の登録可否に関するソフトウェア実用新案専利の無効審決及び出願段階の審査実務を説明し、ソフトウェア実用新案出願の戦略とアドバイスをご紹介致します。

本セミナーは、企業知財部や特許事務所にご勤務の方で中国特許実務に携わっておられる皆様にとって、中国特許の最新情報を具体的に知る非常に良い機会ですので、多数の皆様にご出席頂きたく、ご案内申し上げます。

※当協会は、弁理士会継続研修の認定外部機関として認定を受けています。本セミナーは、外部機関研修として申請しており3.0単位が認められる予定です。ご希望の方には受講証明書を発行致しますので、申込の際、弁理士登録番号を予め事務局までお申し出下さい。なお、弁理士登録番号と登録のお名前に相違がございますと、単位認定手続きが却下されてしまいますのでご確認くださいませ。セミナー終了後、証明書をお渡しします。

1.開催日時:平成30年3月8日(木)13:30~17:00

2.会場:金沢工業大学大学院 虎の門キャンパス13階 1301講義室

(東京都港区愛宕1-3-4愛宕東洋ビル)
(地図) http://www.kanazawa-it.ac.jp/tokyo/map.htm

3.講演者:中国国際貿易促進委員会特許商標事務所(CCPIT Patent & Trademark Law Office)
呉 麗麗(Lili Wu)氏(所長補佐 中国弁護士・弁理士)

4.使用言語:中国語→日本語(逐次通訳)

5.受講費:会員5,000円(会員以外の方10,000円)
※お支払い:当日受付にて申し受けます。
※キャンセル:キャンセルの場合は前日までにご連絡ください。
当日のキャンセル及びご連絡がなくご欠席の場合は会費を請求させていただきます。
※代理参加:個人会員の方から代理者を参加させる旨の申し入れがあった場合は、代理者の会員受講費での参加を認めます。参加申込書には参加される方(代理者)の情報をご記入下さい。また、個人会員の方の氏名を参加申し込みフォームの「その他ご要望等」欄にご記入下さい。例)会員○○○○の代理※金沢工業大学大学院の教員、学生の方々は、上記会員受講費(5,000円)で受講頂けますので、参加申し込みフォームの「その他ご要望等」欄にその旨をご記入下さい。

6.定員:65名